2025 年 3 月 24 日発行の『日経ビジネス』特集「デジタル世界最強 台湾に学べ」の第三部「ハード一辺倒から転換へ 台湾スタートアップ、日本から目指す世界」において、CyCraft(サイクラフト)が台湾を代表するサイバーセキュリティスタートアップとして紹介されました。
本特集では、台湾のスタートアップにおける情報セキュリティ分野の強みが取り上げられ、株式会社 CyCraft Japan CEO 兼 共同創業者の Benson Wu(呉明蔚)が登場。「台湾にはサイバー攻撃に関する膨大なデータが蓄積されており、AI による対策技術の実証と高度化に理想的な環境が整っている」と述べ、CyCraft が開発する AI ベースの自動監視システムがその技術基盤であることが紹介されました。
記事では、台湾が地政学的リスクを抱えながらも、それを「資源」と捉え、多様なマルウェアデータをもとにAIの学習と対策を進化させている点が強調されています。CyCraft のシステムは台湾国内の行政機関、金融機関、半導体業界を中心に広く導入され、2022~2023 年には中国のハッカー集団による攻撃を受けた金融システムでの検知・防御にも貢献しました。
CyCraft は 2017 年に台湾で設立され、社員 150 名のうち 100 名がエンジニアという技術力を強みに、2019 年より日本市場に本格進出。現在ではNTTグループをはじめ、重要インフラ事業者や大手金融機関との連携を進めています。
サイバー攻撃の脅威が増す中、CyCraft は今後も AI と自動化を軸に、安全かつ効率的なセキュリティ運用を支援する革新的なソリューションを提供し続けてまいります。
掲載情報
CyCraft(サイクラフト)は、AIによる自動化技術を専門とするサイバーセキュリティ企業。2017年に設立され、台湾に本社、日本とシンガポールに海外拠点を持つ。アジア太平洋地域の政府機関、警察・防衛機関、銀行、ハイテク製造業にサービスを提供している。CyCraft の AI技術 と機械学習技術によるソリューションが評価され、CID グループ とテマセク・ホールディングス旗下のパビリオンキャピタルから強力なサポートを獲得し、また、国際的トップ研究機構である Gartner、 IDC、Frost & Sullivan などから複数の項目において評価を受けている他、国内外の著名な賞をいくつも受賞している。また、国内外を含む複数のセキュリティコミュニティ、カンファレンスに参画し、長年にわたりセキュリティ業界の発展に尽力している。